看護業界で転職活動を開始する時、給与や福利厚生、勤務内容などをチェックすることは多いかと思います。
その際に、通勤時間がどれくらいかという点についても注目すると良いでしょう。
よく見られるケースとして、「以前の勤務先は徒歩圏内で、新しい勤務先は電車で1時間弱はかかる。実際に通い始めた結果、かなりストレスを感じる」といった問題があげられます。
また、通勤ラッシュの時間帯は非常に混雑しやすい路線を利用するとなると、それだけで体力を消耗してしまうこともあります。
自宅から近い職場に勤務していた人や勤務先の近くへ引っ越して時間を節約していた人などは、転職を決定する前に自宅から勤務先まで試しに移動してみると良いかもしれません。
しかし、誰しもが通勤時間を短くした方が良いとは限らない点にも注意が必要です。
それは、自宅から職場が近ければ近い程、自分のよく見知った人が、自分の務めている医療機関に受診しにくる可能性が高まるということです。
特に、子供や家族を通じての知り合いが多い場合、職場で顔を合わせて気まずい思いをするかもしれません。
特に、勤務先が泌尿器科や婦人科などのややデリケートな一面を持つ科であったり、病院に行っていることを誰にも知られたくないという考えを持つ人だったりすると、後々まで尾を引いてしまうこともあり得ます。
そういった気苦労を背負いたくないと考える場合は、30分程度は離れた場所に勤めることで生活圏内がずらしやすくなるでしょう。